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「四月怪談」/大島弓子,白泉社文庫 まんぼう亭新漫画乱読日記
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まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

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「四月怪談」/大島弓子,白泉社文庫

自分的大島弓子の終焉を間近に控え、四月怪談。

不慮の事故で突然幽霊になってしまった初子さん。
彼女の目の前に現れた弦之丞さんは、100年くらい前からの同じく幽霊。
彼は自分の遺体を探し続けてさまよっていたのでした。

体がある(つまり新鮮な遺体の状態)うちに体に戻ることを薦める弦之丞さん。
浮遊感を楽しみ、あこがれの彼に抱きついたり映画館で映画をタダ見したり、
幽霊であることを十二分に楽しむ初子さん。

そういえば霊感の強い男子がクラスにいたことを思いだし、夏山登くんちに行きました。
夏山君は、本当に幽霊になっているとは知らずに、彼女と普通にお話ししました。

さて、弦之丞との約束で体に戻ろうとした初子さん。
ふと、昔見たレンゲ畑を思い出しテレポートした先が宅地開発中。
体に戻るのを辞めようとしていた彼女の気持ちと、初子が本当に死んでいたことを
しって、火葬場にレンゲ草を抱えてやってくる夏山君の気持ち。


その二つの出来事が重なり合った瞬間、
初子と弦之丞のふたりがそろって、初子に戻っていったのでした。


確かに怪談話です。
目の前で、これから焼こうとしている棺桶の中から例えばじいさんが
にょきっと顔を出して「ただいま~」なんて言われたら、ぼかちょっと倒れるよ。
この作品の場合、霊体ラブロマンス(!?)とでも言うべきその展開が
なにより新鮮でした。
たぶん、同じ様な話が結構あるんだろうと思うのだけれども、大島弓子定食として
他と違うのですよ。大変美味でした。


この本の作品はどれもなかなか美味です。
ローズティセレモニーも面白い。桜時間は育児書。金髪の草原は介護書。
さぁ、ダリアの帯を残すのみ。


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