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「ダリアの帯」/大島弓子,白泉社文庫 まんぼう亭新漫画乱読日記
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まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

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「ダリアの帯」/大島弓子,白泉社文庫

夢。人間にもっとも身近なファンタジー。だとおもう。たぶん。
そんな、作者が見た「夢の世界」の漫画です。

この本で一番おもしろかったのが『ノン・レガード』。
宝くじでうん千万を当ててしまった、漫画家志望の娘さんのお話。
だけど、うん千万当てたくせに全然幸福ではないところが大島弓子。
ああ、たぶんこっちが現実なんだろう、という気にさせられる。


うん千万あててしまった小松菜晴子さん。
使い道を考えているとき、友人からマンション購入を勧められる。
勢い余って購入してしまったマンション。持ち家だ、万歳。

ところがそのマンションは、まるで特養老よろしく小金持ちの年寄りばかり
がくらす、超高齢マンションだった。
おまけに管理費という名の取り立てや、全体会議でどんどん決まっていく
施設改善に伴う工事費で、スッカラカン。


そんななか5階に住む徳田さんというご老人が、自分の肖像画を描いて欲しい
と言ってきた。うまくできれば10万円。
生活のため、管理費のため、工事費のために一生懸命描きました。
リテイクにつぐリテイク。

ついに晴子さんは行っては行けない場所にいってお金を借りてきてしまいます。
毎夜おそわれる悪夢。取り立てやさん。

彼女に安住の地はあるのか。肖像画は描ききれるのか。どうなる次回!!

いや、ちゃんと完結してます。


この本の作品は、どれも精神異常と生と死がテーマ?そう感じた。

ダリアの帯の黄菜(きいな)さんしかり、快速帆船の類子さんしかり。
まあ夢を漫画にしたんだから当然と言えば当然なんだが。
つまり、深層心理を漫画に起こしているわけで、それはそれですごい話だよな。
夢を漫画に描こうと思っても、描けないよ。そこがプロなんだろうな。

『乱切りにんじん』も、そういう意味では面白い視点。
父親は宇宙人で、目的は地球破壊で、衣食住は一切無頓着。
なるほど、思春期の娘から見ると、自分を産んでくれた親の片割れであっても
父親というものはそう見えるのだろう。納得納得。


ということで、大島弓子の文庫は読み尽くしました。
いや、正確には読みきった。尽くすほど読み込めてはいないと思う。

とりあえずネコ耳もへ~言うている方々は、綿の星国をお薦めします。
ネコ日記を付けようとしている方々には、サバシリーズを。
そして、泣きたい人にはいちご物語を。たぶんこれは全員泣く。


明日以降は、超のつく名作。リボンの騎士。


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