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『麒麟館グラフィティー』/吉村明美,小学館文庫 まんぼう亭新漫画乱読日記
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まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

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『麒麟館グラフィティー』/吉村明美,小学館文庫

とにかく、キャラクタが強い。宇佐美が強い。
こんな「アク」の強いキャラクタは見たことがない。すごい。

吉野明美の漫画にはいい人しかでてこないな~思っていたけど、
なんだ、つまりは宇佐美に全ての「毒」が表現されているから、
この後にいわゆる「悪人」が出てこないんじゃないかなぁ、と思わされる。

『薔薇のために』にしても、『桜moon』にしても、本当に「こいつ悪い
奴だなぁ~」って人が出てこない。
だいたい1人2人は憎まれ役がいるはずなのに、みんないい人。

これはおかしい。。。

そうは思ってきたけど、『薔薇~』でも何でも「自我」が強いことで
キャラクタは個性を発揮し、或いはそれが「悪い」様に見えていたのかもしれない。

つまりは悪人はいなかったわけだ。


それがどうだらう。この『麒麟館~』の宇佐美。
こんの男は、なんちゅうやつだろう。むかっ腹たちまくり。ぷんすか。

逆に、菊子さんの「強くなっていく様」が強烈なまでに表に出てくるし、
妙の個性も同時に強烈に表現されていることを考えれば、宇佐美がここまで
悪人である必要もある、とはいえ。ごっついなぁ。

男と女の恋愛表現は、たとえば「りぼん系」みたいに、こんぺいとうのように、
甘く、でもトゲトゲしていてちょっと切ないというのもあれば、それとは
全く反対にピンを抜いた手榴弾をぶつけ合って砕けあって、でも最後には
分かり合えるみたいな強烈なものもある。

恋愛表現っていろいろあるもんだなぁと思うけど、その「手榴弾ぶつけ合い」
もののなかでも1・2を争う戦いを繰り広げているさくひんだなぁと
感心感心。


不倫だ横取りだというような、もうひとつの「ピーナッツバターの焦げたような
恋愛」表現もあるケド、これは読んでいてイヤ~なきぶんになりますわな。

反対に、手榴弾系はある意味スカッとしてよいものですね。


はぁ。勉強になるなぁ~
そんでもって、ますますもって恋愛ってのは気力体力が必要なんだなぁ。


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