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『摩耶の葬列』/一条ゆかり,集英社文庫〈コミック版〉 まんぼう亭新漫画乱読日記
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まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

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『摩耶の葬列』/一条ゆかり,集英社文庫〈コミック版〉

一条ゆかり異色長編傑作選、と謳われた本書。
出典を見れば、1972年のりぼん5~7月号の別冊付録収載作品だそうです。

あとがきを読んでさらにびっくり。
この年、半年にわたって別冊付録に一条先生は毎月128ページ描いていたそうだ。


りぼん編集部よ、「コ・ロ・す・気・か・!」〈笑)


ひと月に128ページて。。。
週刊ペースで32ページ?32ページて。。。
いったい想像力はその時働いていたんでしょうか。
おかげで、一条先生はその後今に至るほどのタフでパワフルで、いまだに最先端で描き
続けている作家先生となったわけですが。

まったくなぁ。途方もない話で、あとがきだけで感動しました。


さて。
1972年です。
僕生まれてません〈爆〉。

その時代に・・・この作品ですか。それもりぼんですか。

一条先生、自分が描きたいものを描くというコンセプトはわかりますが、すごい勇気
ですね〈笑)。


いや、だってね。
1編はレズもの。1編は近親相姦もの。1編はガッチガチの戦争もの。
どれ一つとっても、当時の少女漫画からは明らかに逸脱した内容ですものね。

やっぱり、いまだに最前線で描き続ける先生たちは、歴史に確実にくさびを打ち付けて
いるんですねぇ。。。


あらすじ書こうかなぁ。

「おとうと」
美しい弟を、姉としてではなく『女』として愛してしまった悲しい美女の話。

展開もさることながら、一条ゆかりの「男らしさ」が画面一杯に繰り広げられている。
サスペンスというよりもホラーに近いかも。読み出したら恐怖心と好奇心の葛藤。


「クリスチーナの青い空」
第2次大戦下のスペインを舞台に、戦争の悲しみと恐ろしさを描いた、一条ゆかりの
最初にして最後(になるであろう)の歴史漫画、意欲作。

戦火に倒れた人の死に顔が怖い。歴史物と考えると、展開が少し荒い気がする。


「〈表題作〉摩耶の葬列」
黒髪の美女・摩耶の妖しい魅力に、玲奈は愛を覚える。
しかしそれは、二人の、さらには玲奈の両親の深く暗い過去を閉じこめた禁断の箱を
解き放ってしまうことに。

もうとにかく怖い。八つ墓村かと思うくらい怖い。
ただ、恨みはやがて愛によって払拭されていくあたりが、一条節炸裂という感じ。
砂の城とかデザイナーとかを呼んだことがあるんでしたら、あれのもっと荒々しくて
さわるだけで指をパックリ切りそうな作品だと思ってください。


ともかくこの引力がたまりません。
読み出したらホントにページを閉じられないんですね。怖い怖い。
半年分ってことは、もう1冊出るんだろうか。2月には発売予定が無いみたいだけど。


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| 漫画文庫感想文 | 15:38 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re:『摩耶の葬列』/一条ゆかり,集英社文庫〈コミック版〉(01/27)

一条ゆかりだな、って思っていましたが、横目で見るだけで、手を出しませんでした~。

もうちょっと様子見かな。

ほかに読みたいのあるし。

う~ん。

| さんづくり | 2006/01/27 16:54 | URL | ≫ EDIT

Re:『摩耶の葬列』/一条ゆかり,集英社文庫〈コミック版〉

1972年。

私も生まれてないです♪

…かろうじて(^^;)

そこにコメントかよ!(←三村さん。)

| 椎葉 | 2006/01/27 20:43 | URL | ≫ EDIT

摩耶のお返事

>さんづくりさま

だいぶアクの強い作品となっておりますので、元気なときに

お読みいただくことをオススメします。



>椎葉さま

そこにコメントかよ!(マサカズ風)

いやウソウソ、ありがとうございますw

| まんぼう王 | 2006/01/29 15:16 | URL | ≫ EDIT

Re:摩耶のお返事(01/27)

↑ごめんなさい、ミスりました。まんぼう王の日記

楽しく拝読させていただいております。

| リアルhirako | 2006/01/30 02:37 | URL | ≫ EDIT















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