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アーカイブ :2005年09月19日 まんぼう亭新漫画乱読日記
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まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

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『バラ色の明日』/いくえみ綾,集英社文庫〈コミック版〉

1,000件越えの記念読書はコレにしました。
とはいっても別にねらっていた訳じゃなくて、やっぱりサバスと同じ理由で読み始めて、
そしたらサバスの方が面白くてコレが後回しになったと言うだけの理由です。


いくえみ綾(りょう)は、近いところでは『I LOVE HER』を読んだのです。

コレがね~。
今でも覚えてるけど、面白くなかった。
なんか、とにかく「ウキウキ」ウォッチング出来なかったことだけは今でも覚えてます。

んだもんだから、今回もダメかなぁと思ったりもしました。
なんか、ホログラムフィルムを使った胡散臭さも手伝って(うさんくさい言うな)、
ただ売れっ子まんが家の荒稼ぎかとも思いました。
売れてるからっていい気になりやがって!これだから大人って!みたいな。
(どんだけひがんでいるんだろう、あたし)

だいたい、ホログラムフィルムの表紙なんて、イタズラなKissでしかみたことないし。
使ってるの。
キラキラで表紙見にくいし。まぶしいし。


さてそしたらどうなのよ、ということですが。


コレがね奥さん、意外といけましたのよ。おほほほ。


2話目を読み出したところで、あぁコレってオムニバス形式なんだと気が付きました。
そしてすぐに吉野朔実の『いたいけな瞳』を思い出しました。
なんか、既にオムニバスというのがトラウマになりかけてる昨今。。。

まぁ、『いたいけな瞳』ほどの破壊力はなかったけど。
んつまり、1ヶ月31日分の短編集、というほどのコンセプトはなかった。
にしても、これはやばかった。この引力はけっこうきつかったなぁ。


根底に流れるのは「愛」。
それはつまり、ゆがんだ兄弟愛、危険な双子愛、いきちがう家族愛、間違った親子愛、
ともかくすべてが『愛』という『しがらみ』を巧みに描き出している。

しがらみって言うとネガティブな感じがしますが、だってしょうがないじゃん、
話の真相は常にネガティブ。
いがんだ愛情をいかに昇華していこうかというのがテーマと読みましたけど。僕は。


いくえみ流の、あっけらかんとした語り口がでも、このネガティブさをものすごく
上手につつんで焼いた餃子のように表現していて、ホントに勢い込んでガブッと
食べると、マジでその肉汁でもって口の中をやけどします。危険です。

私は数回やけどしました。柚子(ゆうこ)の話では、舌がベロベロになるまでヤケドしました。

いくえみ漫画を美味しく頂くには、まだすこしスキルが足りないようです。
フルコースを食べられるようになるには、も少し慣れが必要ですね。
こうなってくると、他の作品も読まなきゃいけなくなって来るじゃないですか。
困っちゃうよなぁ。


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