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アーカイブ :2005年09月09日 まんぼう亭新漫画乱読日記
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まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

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『星の瞳のシルエット』/柊あおい,集英社文庫(コミック版)

惜しむらくは、もう少し早く出会いたかった、そんな作品。
僕がつけたキャッチフレーズ、これに決めます(勝手に決めんな)。


「中学卒業までに読んでおきたい少女漫画」


ともかくすごい。
何がって、その設定。

なかよし3人組の香澄・沙樹・真理子。
香澄には、記憶の中に、子供の頃星のカケラ(水晶)をくれた男の子がいます。
沙樹には、幼馴染みでマンションのお隣さんのナンパ男・旬がいます。
そして真理子には、三人と同じ学年で弓道部の憧れの君・久住君がいます。
恋多き思春期、恋せよ乙女。

友だち想いの香澄は、真理子と久住くんの仲をを応援しつつも、いつしか自分のココロの
なかでも久住君の存在がとても大きくなっていきました。
久住君が好き、だけれども、真理子との友情も大切。
久住君を頂点とした、夏の大三角形の出来上がり。


ナンパな旬、実は香澄に想いをよせていた一途な男の子。もはや幼馴染みのには目に入らず。
しかし沙樹はずっと恋こがれていたのです。くそ生意気でしょっちゅう沢山の女の子に
囲まれている旬に。でも、幼なじみの自分は旬にとって恋愛対象にないのでは?という
想いで打ち明けられず。一人思い悩むのです。
香澄を頂点とした冬の大三角形がココに完成。

この二大三角形に、高校入学からの「啓子」という彗星と「日野君」という一等星を
描き加えれば、星の瞳のシルエットが完成です。


文字にするとこんなに複雑で、ドロドロしていそうですが、そこはそれ「中学卒業までに
読んでおきたい少女漫画」です。

友情か恋かで悩む香澄。
裏切られたと早とちりして自我を通そうとする真理子。
相談役という立場ゆえ、自分の恋は自分で解決しようと悩む沙樹。

三人が三人とも、それぞれの恋にしっかりとベクトルは向かっていて、お互いがぶつかり
あっているように見えるのですがしかし、この3人には絶対的な「友情」という基礎が
存在しているんです。
だから良い。だからこそ安心してみていられる。


けっして揺るがないこの友情という基礎が、物語をしっかりと進めているんです。
だからこそ、中学生にオススメしたい。

ドロッドロした愛憎劇は、もうすこし大人になってから読むなり経験するなりしてね、
と言いたい。30代、オタクの主張w


そんなわけで、すっかりドロッドロによごれつちまった僕の心には少し物足りなく。
素晴らしい作品であることは確かなのですが、全ての設定が王道であり、全ての設定が
揺るぎないモノであり、そして全ての流れは最初に想像したとおりに大団円を迎えた
ということを鑑みても、やはり物足りないのです。

だからこそ、コレは思春期に読んでおきたい。読ませたい。


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