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アーカイブ :2004年09月14日 まんぼう亭新漫画乱読日記
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まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

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『フィーメンニンは謳う』/山口美由紀,白泉社文庫

ライバルのあいつがつくった椅子。
花畑を前にして、座れば疲れを忘れさせてくれる椅子。
その椅子に座っていたちいさなちいさな3頭身の女の子を『拾って』しまった
ことから、この物語(ファンタジー)は始まりました。

その女の子は「妖精界の女王様」だったのです。


朝からピカ☆ピカで、その優しいタッチの作品に惚れ込んだ山口美由紀。
そうはいっても花ゆめから遠ざかってずいぶん経ちましたので、正直忘れてました。

今回だって、漫画文庫に飢えていて、ついでに大阪旅行の機上でよむ漫画を探して
半ば諦めつつ入った渋谷東急プラザの紀伊國屋の本棚の(「の」が多いと今ATOKに怒られました)
3段目になければ、手に取ることもなかったでしょう。

あ~、やっぱりこの手のタッチに弱いんだなぁん僕。


学年でTOPクラスの成績をおさめているリーナ嬢。
しかし、彼女には目の上のたんこぶがおりました。ユリウス君。
ライバルにありがちな、勉強しないでも勉強が出来て、そのくせ自分の好きなことを
やっちゃってる彼に、どうにも対抗意識を燃やさずにはおられないリーナ。

そんなある日、花畑の前に小さな椅子が。
それはライバルのユリウス君が作った椅子。
こんちくしょうめと思いながらもついつい座ってしまった彼女。
ふときがつくと、小さな女の子が目の前に。

やがては枯れかかった妖精界をしょって立つ強い女王様になるため、
人間界にいながら妖精の血をひくクォーターのリーナ嬢にあずけられた女の子。

それは同時に、リーナが心の底に押し込めていた『辛い過去』を思い出す
きっかけにもなる女の子でした。


物語の大筋は「ファンタジー」。
ファンタジーなんて久しぶりに読みました。花ゆめならでは、と言うべきか。
なんちゅうか、ほんわかぱっぱふんわかぱっぱしていて、それでも恋あり
育児あり環境問題ありのてんこもり、いろいろもりこんでいるわりには
そんなに重くもならないし(たぶん作画の雰囲気によるもの)、最後の最後の
大団円もハッピーエンドですっきりさっくり終わる。

面白いし、泣けるし、笑えるし。


ただなぁ~。
なんだろうなぁ。何か物足りないんだよなぁ。
なんだろうなぁ、この物足りなさはなぁ。。。わかんないなぁ。
こうなぁ、夢中になって読みたくなる様な引力は、感じられなかったなぁ。


テンポ?わるくないなあ。
作画?ファンタジーにこの作画、全く問題ないなぁ。
設定?難しくもないし複雑でもないし。


心は癒されます。
ミルッヒはかわいいし、ファーは良い味出してるし。
やや頼りない男どももまぁいい、敵役もそこそこ。
そうな、インパクトがちょっと足りないのかな。

コンソメスープでクルトンが入っていない、けどコンソメスープとしてはとてもおいしい。
ポタージュスープにパセリが入っていない、アクセントが欲しいところだけど無くても美味しい。

この微妙な物足りなさってのは、僕としてはもうすこしインパクトが欲しかったのだと
勝手に解釈してみました。


でも、ファンタジーとしては良い出来の作品だと思いますよ。


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