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アーカイブ :2003年12月29日 まんぼう亭新漫画乱読日記
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まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

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『天然コケッコー』/くらもちふさこ,集英社文庫〈コミック版〉

だいたいがくらもち漫画にあまり良い印象が無かった私ですので、渋谷のコミックステーションの
漫画文庫売り場の前で、買うべきか買わざるべきか推定2日と30分ほど悩んだ挙げ句に買った漫画です。


面白かった。


何が面白かったか。

ストーリーが面白いというのはあまりにもありきたりなんでそれはちょっとパスして〈パスするのかよっ!!)、
くらもちの頭の[漫画技法タンス]の引き出しをガラッガラ開けて見せてくれたところ。感動しました。

その技法。
サイレントあれば大コマ小コマ劇場あり、お見合い実況あり、最後の最後の大団円では
「音」で終わりを告げるという、くらもちの引き出しを全部ぜーんぶ見せて貰いました。

あ、いやまて。くらもちの引き出しはまだあるかもしれん。。。


長いこと漫画を描いている作家で、
これだけ「実験」というか「実践」してくる作家って、あんまりいないような気がする。

いや、一条だって槇村だってたぶん昔と見せ方は違うんだろうけど、いわゆるベテラン域で
こんなにも「今日はこちらのコースをお召し上がり下さい、っていうか喰えやゴルァ!」みたいに
押しつけられる経験がないなぁと。

それは決して悪い意味じゃなく。悪い意味っていうのは、それが不快に感じて
食事の途中(=読中)で「ごちそうさまでした、残しましたけどこれはシェフの腕が悪くなったからです」
という意味なんです。
これに対してくらもちのそれは「シェフ、もっと皿を!」という押しつけられたいという
お客(=私)のわがままなわけです。もっと出して、料理をもっと出して!!みたいな。


くらもちふさこ、あなどるなかれ。
今年最後の教訓と相成りました。


さて、同時進行の『姉妹坂』も、いよいよ佳境です。
これは来月完結だいっ!


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