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アーカイブ :2002年07月03日 まんぼう亭新漫画乱読日記
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まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

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『ブロードウェイの星』/水野英子,双葉文庫名作シリーズ

名作を読もう月間が始まりました。勝手に始めました。

ということで、水野英子(みずのひでこ)。

水野英子といえば、槇村やくらもちがコドモの頃に読んでいた漫画の作家
さんですから、そのキャリアたるや推してしるべし。
このブロードウェイの星も、初出が週刊マーガレット・1967年という
ことですから、私の生みの親(つまり母)が高校生?わおっ

そして、かのトキワ荘に入っていたそうです。
もちろん、現在も現役です。


さて。
父親と分かれて母親と二人で暮らすスウ。彼女を支えてくれていた母親との
死別とともに、彼女はニューヨークへと旅立ちます。

舞台女優になるために。
そして、ニューヨークに住んでいるという父親に会うために。

自分が黒人とのハーフであることをやがて知り、そして父親が実に身近に
いたことに気づき、人種問題・家族問題・人間関係を全て乗り越えて
またそれらを糧にしてスウはブロードウェイの星として輝くのです。


この頃の漫画だと、やはり人権問題・人種差別がテーマによくなっている。
かの手塚先生だって、作品の端々にさらっと、でも重く人種差別について
語っておられます。
白人と黒人のハーフでありながら、今までは白人として生きてきたスウにとって
黒人の受けた差別を感じることは出来ず、かといって白人の白人たる態度にも
納得できずに思い悩む。
でもやがてそれを乗り越えていく。

はっきりとしたテーマの元で、スウが成長する姿が実に見事に描かれていて
分かりやすい。

逆に言えば、今じゃ黒だ白だ黄だとうテーマはちょっとテーマになり得ない
=古くさい、と感じてしまうのかもしれません。
今でも十分人種差別は存在していると思いますけどね。


しかし、槇村さとるは影響受けたんだな~と思いました。
ダンシング・ゼネレーション~N.Y.バードあたりとダブります。
躍動感あふれております。
実に骨太な漫画です。さすが名作シリーズ。


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