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アーカイブ :2001年11月20日 まんぼう亭新漫画乱読日記
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まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

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「イブの息子たち」/青池保子,白泉社文庫

この漫画の登場人物。
ジャステン、ヒース、バージル。(主要人物)
○第1話
アレクサンダー大王・モーゼ・明智小五郎・玉三郎(全員ゲイ)
クレオパトラ・ベアトリーチェ・楊貴妃(全員悪人)
○第2話
ナポレオン・ヤマトタケル・アルキメデス・ニジンスキー(〃)
卑弥呼・ジャンヌダルク・サッポー(〃)

つまり、歴史上の人物(一部実在していた人物)を、男はゲイとして
女は悪人として描く、あるいはコケにする究極のギャグ漫画なのです。


ジャスティン・ヒース・バージルはロンドンっ子。
ジャスティンちゃんはいたってノーマルな、女の子が好きな見た目女の子
みたいな男の子。
一方、ヒースとバージルはジャスティンちゃんを付け狙う(笑)女嫌いの
男たち。
彼らは実は、アダムとイブのイブの方の、あばら骨から“間違って”
作られてしまった男達の種族、ヴァン・ローゼ族の末裔だった。

ヴァン・ローゼ族には困った特性(?)があって、同じ種族にしか愛情を
抱くことが出来ないのだった。
それが、よりにもよって男ばっかり。ゲイ天国。ムフフ。


ジャスティンちゃんはヴァン・ローゼの皆さんにもれなく愛され、
他の二人も愛し愛され、女どもからは狙われたりねらわれたりネラわれたりと大忙し。

彼ら3人に平穏な日々はもどるのだしょ~か。
っていうか、まともな日常はこの漫画にあり得るのでしょうか。


とにかくすごい。
“漫画家は頭が良くないと漫画を描けない”をまざまざと見せつけた作品。
出てくる人物が歴史上の偉人だから、そのギャグ(に昇華している名言その他)
の量が半端じゃないこと。
全てが破天荒で、全てが支離滅裂だけど、最終的に「夢落ち」やら「なーんてねっ」
とかいういい加減な終わり方をせずに、きちっきちっと解決させていく技術。

その代わり・・・
ヤマトタケルは男色家、ヒトラーは男色家、高杉晋作は男色家。
男色家男色家男色家。ホモホモホモ。ゲイゲイゲイ。なんちゅう漫画。

いや、読み始めははっきりいってそうでした。
それで良いのか青池保子!とか思っていたけど、やがて面白く読み進めている
自分に気がつきます。

でまた、女性、というか女が酷い描かれようで感動すら覚えます。
少女漫画に載っていたんだなあ。これ。なぁ。
ジャンヌ・ダルクって良いイメージじゃないですか。
少なくてもぼかぁ闘う聖女見たいな、あの有名なドラクロアの「勝利の女神」
ですよ。
それがあ=た。鞭振り回して軍服を着て、挙げ句に顔は傷だらけ。
いいのかそれで。でも、いいらしい。

ナイチンゲールは手術マニア。ジャスティンちゃんの盲腸を切りたくて切りたくて
仕方のない様子。
ナイチンゲールは白衣の天使だよ。戦場の女神だよ。
それがメスを振り回して「待て~バラ色の盲腸ぅ!」とかいいながら
ジャスティンちゃんを追い回すんですよ。あり得ませんよ。
でもそれでいいらしい。

とにかくそう言う漫画です。大変です。衝撃です。うぅぅ


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