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アーカイブ :2001年07月 まんぼう亭新漫画乱読日記

まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

2001年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2001年08月

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「いちご物語」/大島弓子,白泉社文庫

あなたは今、漫画を読んでいます。
その漫画は、その1冊で完結しています。
1/4・・・3/5・・・8/9・・・どんどんページが減っていきます。
その漫画はすごく面白く、すごく緊迫し、すごく盛り上がっています。
残り2ページになり、いよいよ大団円、というところで、
あなたはこの漫画を読み終えたくなくなってきました。

さぁ、あなたはどうしますか?


ぼく、ですか?読み飛ばしてしまいました。そう言う作品です、『いちご物語』。


いちご物語、というタイトルであなたは何を思いますか。
ショートケーキのこと?
いちご狩りから始まる恋?
そうか、大島弓子だから、いちごの国のお姫様?

まず、いちごが何かと言うことで度肝を抜かれます。いちごは人名。


父を亡くしたいちごは、ショートステイで何日かだけ泊まりに来ていた
日本に住む林太郎の所に転がり込んできます。
それも、ラップランドから。

日本人の父を持っていた彼女は、かたことの日本語を持って林太郎一家に
ぶち当たってきます。
日本文化に、都会生活にぶち当たってきます。
恋愛に、ふりーせくすにぶち当たってきます。
いろんなものにぶつかっていくんです。

読者はどんどん、いちごにのめり込んであいらしく、時にはいとおしく
なっていきます。

ぶつかってぶつかって、やがていちごはいろんなモノを知ります。
日本の生活文化、恋愛、家事、働くということ。

色々なものを知り、いろいろなことを知り、それでも健気さと前向きな
気持ちを絶対なくさない、いちごさん。

ある日。
亡き父の祖母という人物が現れます。
彼女の元に現れ、林太郎のもとを離れるいちご。


・・・あぁ、もうだめ。これ以上書けない。読め、全部買って読め。


大島弓子、といえば綿の国星なんだろう。
感想文を読むと分かるように、まだこれは読んでいない。
最後にとってある、というより最後に読みたいんです。だからまだ。

ところがそれが災いしてか、正直いままでの大島弓子作品は「そうでも」
ない気がしてました。
いや、面白いんです。
ただ、ぴんっと来ないんです。

だから言いたい。大島弓子を読むならば、いちご物語をまず読んで。
バナナブレットプディングでもいいけど、僕はこっちを薦めます。


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「さようなら女達」/大島弓子,白泉社文庫

何だか気味悪いくらいに涼しい日ですな。

主人公は漫画家を目指す毬さん。
夜な夜な徹夜しては漫画を描き、出版社に投稿しています。
しかしお母さんはそんな毬さんがとっても心配。
それにお母さんはとても心臓が弱いんです。
心配させないために、お父さんとカケをした毬さん。
それはつまり、次の投稿で一等をとれば漫画家になっても良し、でももし
一等以外であれば、たとえ寡作であっても漫画をいっさい諦めるというもの。

さぁ大変だ。
お母さんを心配させないように普通に高校生活を送りながら、
漫画大賞で一等賞を取らなければならない。どうするどうなる毬さん・・・


このお話は、もっともっと枝葉がついています。
たとえばそれは、やっぱり心臓が弱くて死んでしまったお兄さん。
お兄さんが好きだった、毬さんの友達の茗さん。
好きになってしまった数学の先生。その失恋。
自分を好き、といってくれた茗さん。その別れ。
現役漫画家との出会い、初めてのアシスタント経験。
そして、もう一つの、永遠の別れ。

物語が面白いようにコロコロ展開していって、大島作品としては珍しく読みやすい。
んま、なんて生意気な感想なんざんしょ。
読みやすい中で、要所要所を見せつけられるので心に突き刺さる。
ぶすり、と貫かれた永遠の別れ。こんときゃつらかったなぁ。
どうですか。


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「ロスト ハウス」/大島弓子,白泉社文庫

ロストハウスも面白かったけど、クレイジーガーデンがとりあえずよかった
ので、それから。

超のつく田舎から家出してきてしまった奥山テルさん。
東京の文通相手、連賀遙さんのうちに転がり込んできました。
都会を知らない奥山さん。めんどくさいこと大嫌いな連賀さん。
でこぼこ同棲生活。

しかぁし、ある日テルさんはスカウトされてしまいました。
あれよあれよという間に一流芸能人になりました。
でも、仁も義もあるテルさんは、遙さんへの恩義も忘れません。
一流芸能人と、学生さん。ふたりのでこぼこ生活はどうなるんじゃろうな。

一条作品でもありました。こういう話。
一条作品の凋落女優はでも、恋より一流を選びました。
そこが大島作品との違い。なんてったって古道具屋を始めてしまうんだもの。
このギャップよ。この主人公の心情よ。これなのよ。

ね、訳わかんないでしょ。そこはでも読んでください。


あとこまったのは「8月に生まれる子供」です。
この作中の病気は本当にあるもので、世界まる見えとかでもやってた。
つまり、人より早く老化してしまう奇病。
怖い。しかしすがすがしい。なぜだろう。
たぶん、すごくリアルだからなんだと思う。
主人公と一体になってしまう、読ませる作品でございました。


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「夏の終わりのト短調」/大島弓子,白泉社文庫

なんだかもう、天気を気にしなくなってきたな。一番下の。
ほおっておいても毎日いい天気だし。

いい天気と正反対な作品だったのが「夏の終わりのト短調」
少し難解なお話でしたけど、印象には残ったですよ。

両親の出張で叔母の家に預けられた袂(たもと)さん。
洋館のたたずまい、幸せ家族、美人の叔母さま。まるで夢のような暮らし。

それはでも、やっぱり夢でしたの。
叔母様はたいそうな教育ママ。二人の子供は養子。父は浮気。
袂さんも耐えきれなくなって、自分の家に帰ってしまいます。
ぷつり、と叔母様の神経が切れてしまいました。火をつけてしまいます。
燃えさかる洋館。陽炎の家族。暗転。


家族とは、びーどろのやうなものでしょう。
強く吹いてしまうとはらりとこわれてしまうのでしょう。
こわれやすいものなのでしょう。あぁ、ト短調。


あと好きな作品は「裏庭の柵を越えて」です。とみこさんがかわゆい。


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「全て緑になる日まで」/大島弓子,白泉社文庫

今回は、この文庫の中の「ヨハネがすき」に涙した。
あぁ、もちろんレージデージのでてくる「全て~」もよかったよ。
でも今日は、ヨハネの気分。


突然両親を亡くしたヨハネ。
彼には、初潮を迎えたばかりの思春期真っ盛りの妹・果林に松・竹・梅の
乳幼児の弟たちがいた。
引き取る、という叔母達の言葉に耳を貸さず、立派に育ててみせると言い切り
学生兼親をやろうとするヨハネ。


そんななか、たまたま手伝いに来てくれたやすべえ(女の子)。
手伝いに来てくれた事に感激したヨハネ。思わずの抱擁。
目の当たりにしてどぎまぎ&混乱&反乱の果林。

それからしばらくはやすべえに手伝ってもらっていたものの、果林のあまりの
荒れっぷりに混乱するヨハネ。結局果林のため、とやすべえの手伝いを
断ってしまう。

そんなある日。
ピクニックに出かけるヨハネ兄姉。
鬼ごっこ、かくれんぼ。そんななかで果林が失踪。
ヨハネ、君はどうするの?このまま彼らを育てられるの?
守ってあげられるの?君自身の将来は、夢は捨ててしまっても良いの?


大島作品にしては珍しく(失言)しっかりきっかり終わっていて、
おまけにハッピィエンド。幸せな日々。
困ったことに、こころ癒されている自分が電車の中で座ってました。

他、この文庫は良い話バージョンでお届けされております。


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「バナナブレッドのプディング」/大島弓子,白泉社文庫

あやうい。
ピアノ線の上を、裸足で歩いているみたい。
真下は漆黒の闇、深い深い闇。
ところが線の上も決して安全ではなく、下手したら足が切れてしまいそう。
八方ふさがり。でも進まなくてはらならい。緊張の瞬間。

ん~。そんな漫画。
そんなに緊張するほどの事ではないのかもしれないが、
でもずいぶんとドキドキして、危うくて、かといって爽快感はなく。

耽美、とかやおいのたぐいではない。だって主人公は女の子。
気が触れた子どものお話でもない。多少変わっているだけ。

うむ。むずかしいな。


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「ロングロングケーキ」/大島弓子,白泉社文庫

絵がにてるんだよ、川原泉と。

それはおいといて、これを読むと夢見がちな人(変人とか機知外といわれる人)
というのは、僕らが見えないモノと対話している、ニュータイプ何じゃないか
と思います。思えます。


予知夢を見てしまう少女、母親が憑依した娘、宇宙人がみえる学生。


大島弓子はファンタジーだと良く耳にするけど、ひょっとすると実は
ファンタジーの先を表現できる作家なんじゃないかと思えてきます。
ファンタジーに見えている事は、実は私の様な凡人が常日頃見えていない
けど現実に存在する、いろいろな「現実」を漫画として表現できる。

なぁんて書くと図々しいかしら。


「ロングロングケーキ」
宇宙人と共同生活する事になった学生・小太郎さんのお話。
何にでも変身できてしまう宇宙人さん。でもそれは、小太郎さんが頭に描いた人物
もしくは現実にいる人物にしか変身できない。あぁ現実。
宇宙人さんは小太郎に迷惑になるからと家を出ようとするが、すっかり情が
移ってしまった小太郎さんは、「現実にはなく」「現存する」人間を求めて
旅に出る。
彼らに安住の地はあるのか。


結局彼らは、精神病院への道を選ぶのだ。
小太郎さんは気が変になった、という周囲の意見と、
宇宙人と平和に暮らすには自分が機知外である方が社会的によろしい
と判断した小太郎君の需要と供給?が一致しての判断。
うん、現実的だ。超リアリティのある話だ。

普通なら、宇宙人と仲良く暮らしました、めでたしめでたしだけど、
現実に周りの人間にこんな奴いたら、病院行けよって判断するし。


うん、こんな訳のわからん事を書いている自分も素質はあり。


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「上級生」/宮川匡代,集英社文庫

旅行初日、磐越西線内にて時間があったため読み始めました。
着くまでに読み終わりました。おいおい。

・・・いやあ、いま主人公の名前をど忘れしたんで検索したんだけど、
宮川匡代って好かれ嫌われが激しい作家なのかしら。
2chが検索に引っかかって、すさまじい勢いで批判されていたわいな。
やっぱこわいところじゃよ、2chは(これ以上書くと怖いので辞める)


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「有閑倶楽部」/一条ゆかり,集英社文庫

とりあえず、6巻まで出ておりましたので読んでみました。

完璧な学園ドタバタコメディ。
金持ちの6人組に降りかかる、殺人事件、誘拐事件、麻薬などなど。
これでもか~っってくらいにいい感じで事件に巻き込まれ、解決していく
愉快痛快ものがたり、です。
んなるほど、りぼんだな。マーガレットではないわな。

劇中に○んこまみれになる、など少女コミックの常識を度外視した展開が
なにやらたくさんあって、こりゃ女王と呼ばれる様な人にしか出来ない漫画
じゃと思うた次第です。編集の段階で止められるよ、普通。
ラ~ブラブ~みたいなのはほとんどありましぇん。


うん、いやでも面白かったから良し。


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「星降る夜にきかせてよ」/一条ゆかり,集英社文庫〈コミック版〉

「星降る夜にきかせてよ」「ハスキーボイスでささやいて」他3編
「日曜日は一緒に」「シンデレラの階段」「今宵あなたと躍りたい」他1編
/一条ゆかり,集英社文庫

そろそろ、一条ゆかりに関して感想文を書くのが辛くなってきた。
とにかく、どれもこれもそつのない漫画、いわゆる、読んでがっかりさせられることがない。
かといって、どれも短編だからフイと読み切ってしまう。悪くはないけど。

読んで面白かった作品。
「星降る夜にきかせてよ」「ハスキーボイスでささやいて」
テンポが小気味よし。活字デカッとおもったら、ふろく本漫画だからなんだって。
ジュールは元気な絵描きのタマゴ。ひょんな事から大好きなウイルソン画伯の
お宅に転がり込んだ。ところがそこは、人気バンドのギター・ローリエの実家だった。
どたばたな毎日の中で、だんだんとローリエに惹かれていくジュール。
ジュールもまんざらでもないようで、はてさてどうなるんでしょうねぇ・・・

う~ん、こう書くと大して面白い話じゃないようにみえるんだけど、
実際読んでみると、小気味よくて引き込まれるんじゃよ。ぎゅーん。


「日曜日は一緒に」
面白い。キャラが全員たっていておもしろい。
元気キャラ香菜子・ブリッコきらら・大きい純子。只今失恋中。
ひょんな事からパーティに彼氏同伴で参加するハメになりました。
彼氏を連れていけなかったら、3バカ(どこにでもいますな)をパートナーに
しなけりゃならない罰ゲームを賭けスタート。
お相手は、いまいる喫茶店の目の前をとおる男、男、男・・・
さてさて、だれが3バカを相手にパーティに出ることになるんじゃろ?

純子さんも良いけど、香菜子もかわいいなぁ。。。


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