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アーカイブ :2001年06月10日 まんぼう亭新漫画乱読日記
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まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

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川原泉

いよいよ最終回ですな。
おもえば、カーラ教授作品を読みだしはじめてから、極端にその速度が落ちて
その分そのものすごい知識量で過食症気味になりましたね。
でも、面白く読ませていただき今日を迎えることが出来ました。
有難うカーラ教授。ぼやぼやしたくなったらミカエルを読み直しますよ僕。


「中国の壷」「殿様は空のお城に住んでいる」
「Intolerance-あるいは暮林助教授の逆説」「かぼちゃ計画」他

・中国~
壷に住みついた精霊・飛竜と、壷の持ち主・安曇志姫さん、義父の息子で
志姫の義兄の巧君の心温まるお話。
なんか安っぽく聞こえるのは、たぶん私の人徳のせいなのだろう。

先祖代々伝わる安住家の家宝の壷には、飛竜という精霊?が憑いていた。
普通の人にはみえない飛竜。ところが巧君にはみえたんだな。
さて、その壷がある日。お手伝いさんによって壊されてしまった。
こまった。どうしよう。どうなるの?

なにはとまれ、よみおわると優しい気分になります。ぽよぽよぽよ。

・殿様~
カーラ教授的水戸黄門。或いは遠山の金さん。若しくは暴れん坊将軍。
読み物としての出来もさることながら、感心したのは殿様密着24時。
卒論とかレポートとかで殿様の1日を書く機会があるのなら、絶対参考文献
として使用しよう(洒落じゃないもんっ)と思いました。

・Introlerance~
誰でも疲れている時期ってあるよね。
ぼやぼや生きているわたしだって、暗い漫画描くことがあったんだから。
そう、カーラ教授最初で最後のサスペンス系なのでは。
桜が桃に。なんのこっちゃ。

・かぼちゃ~
これだよこれ。カーラ節。
このボヤボヤした恋愛漫画。甘酸っぱいとかこそばゆいとはまるで無縁の、
そうだなたいそう地味なんだけどじわ~ってする暖かさ。
ぬるま湯ではないんだけど大層軟らかい温度のお風呂って感じ。
そんなお話です。

・その他
カーラ教授の人生と生活と恋と愛と友情と友がつまった
自伝的自虐的漫画が読めます。書き下ろしじゃないと思うけど。


「フロイト1/2」「たじろぎの因数分解」「悪魔を知る者」
「真実のツベルクリン反応」「花にうずもれて」
「メロウ・イエロー・バナナムーン」「ジュリエット白書」

・フロイト~
夢を分かつことの出来る提灯を、フロイトのおっさんから買った梨生さんと
弓彦くんのお話。
夢を題材にしているんだけど、実に現実的でなかなか。
だいたいフロイトだよ。フロイト。普通漫画に出てこないよ。
梨生さんのフクザツな家族関係は作者の得意なところ。上手く昇華させつつ
ハッピーエンドに持っていきいの、夢というものの不可思議かつ楽しい場面が
じわじわと心に染みてくる、小気味よい漫画といっては、教授に失礼か?

・たじろぎ~
おそれおおくも教授のデビゥ作であらせられる。
おおそうさ、誰しも初めはこうなんだな。なるほど納得。
漫画は描いて上手くなるものなのだな。
線が、線が。

・悪魔~
・真実~
・花に~
・メロウ~
・ジュリエット~
どれも初期の作品ではないかと思われます。
線がふわふわであぶなっかしくて。読んでいてこっちがドキドキします。
しかし作者の博学っぷりが、徐々にではあるけど増していって、
どんどん教授のテキストが出来上がっていく過程が読んでしのばれます。
メロウにいたっては、SFですよSF。教授がSF。そのこと自体がSFだって。

このころの作品群は、のちにみられる片親もしくは拠り所なしの淋しくも
けなげ~な主人公ではなく、普通の家庭の子供達です。
いったいいつから教授は寂しい家庭をつかうようになったのでしゅか?


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