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アーカイブ :2001年05月 まんぼう亭新漫画乱読日記

まんぼう亭新漫画乱読日記

漫画文庫の話よりWebラジオやうどんの話が多い今日この頃です

2001年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2001年06月

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「妖精王」/山岸凉子,白泉社文庫

「妖精王」/山岸凉子,白泉社文庫

アラベスクよりはだいぶ新しい作品。
病気の療養のために北海道へ来た少年が体験する物語。

話は、世界中の妖精・伝説・伝承などを巧みに織り込んで表現されていて、
今ではそんなに珍しくないけど、当時としてはかなり画期的な漫画では
なかったのではないかと思います。

いまでこそ指輪物語やらロードス島でおなじみの面々が、1982年の漫画に
ずらずらと、それもいろんな神話(ケルト・ギリシャ・アイヌ)などから
それでも違和感なく出てきてもう大変。
クーフーリンとか言われちゃうと、もうどきどき。

結局は光と闇の戦いになるんだけど、終始神話を読んでいるようで
それはそれで決着している感じ。神話初心者にはおすすめ。


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「下弦の月」/矢沢あい,集英社コミック

「下弦の月」/矢沢あい,集英社
連載期間・1998/4--1999/6

負けました。参りました。僕の完敗です。あなたが答えの一つだったんですね。

あらすじ。
いまどきのギャル、美月は、もう人生なんてどうでもいいやって感じ。
ある夜、渋谷の真ん中でアダムという男と出会う。彼のギターの音に惹かれる。
ねんごろの仲になり、アダムがイギリスに行くことに。
美月もついていくと決め、夜に家を飛び出し彼との待ち合わせの場所に。
そこで起こった事故が、すべての始まりだった。

美月と夢の中でシンクロしてしまった蛍という少女。
通学路にある、幽霊屋敷で彼女は美月と出会う。

アダムと美月、美月と蛍、そして美月とアダムの彼女・さやかの想いが
交錯して・・・


まったく訳わからんように書いているので、わけわからんでしょう。
まったくの輪廻転生、というわけではないのですがそんな感じ。
僕が感じたテーマは「いきれっ」ってこと。
どんな奴にも心から愛してくれる人間がいる、だから生きれ!

説教漫画だ。
大好きだっ。


帰り。自転車の上であくびのふりをして泣きました。


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「アラベスク」/山岸凉子,白泉社文庫

いや、やっと読み終わった。
長かった。読んでいる時間は長かった。


アラベスク。
ロシア、失礼このころはソ連です。
ソ連のバレエのお話。

歩く劣等感、ノンナは、ミロノフという先生とであう。
1部では、彼女の劣等感をバネにして一流のバレリーナに成長する。
そして2部では、ノンナのミロノフへの想い、愛、が描かれている。
と、はなしはそんなに簡単ではないのだけれど。


流れは少女漫画の王道。
1部の成長期では、常に上を行くライバルが存在し、それにうち勝ち
実力を確実に付けていきトップへ。
しかし、彼女自身は常に弱さを持ち、危うさを持ち続けている。

それが2部ではがらりと変わる。
今までは常に実力が上のライバルと闘っていたのだが、ノンナがそうで
あったように、先生に拾われてきたヴェータがやってくる。
下からの突き上げに、そして先生の態度に心乱れるノンナ。

ヴェータが去ると、今度はダンサーのエーディクが接近。亡命を持ちかける。

更に更に、女性ピアニストのカリンの猛接近。誘惑、とまどい。

すべてを乗り越えてバレエを演じたとき、ノンナは、詩・音楽・すべてを表現する
バレエを奏でた。


1部を読み終えたとき、あぁ少女漫画って王道なんだなあ、と思った。
アランフェスもそう、エースを狙えもそう、そしてアラベスクもそう。
常にライバルがいて、うち勝って、成長していく。

ただ、名作とか古典とか言われるモノって、その先があるんだ。
それが心の成長だったり、より深い愛の表現だったり、憎しみであったり。
漫画を客観視するつもりで、分析するつもりで読み始めたんじゃないのに、
それをやるにはもう十分年を取ってしまった自分がいて残念。


だって、これを子供の頃の純粋な目で読んでいたら。
キューティーハニーじゃないけど、人生変わっていたと思うのよさ。


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「紺野さんと遊ぼう」

「紺野さんと遊ぼう」「鉄魂道!」

やらしぃ~えろい~
でも中学生じゃ何も出来ない。変な漫画、で終わるに違いない。
大人で良かった。

僕のお気に入りは、メーテルと使徒と、紺野さんのさげすんだ目。

で、なんでこんなにも見た目怪しげな、朧気な、頼りない線なのに
生き生き描けているんだろう。いや、紺野さんいるよ。どっかに。
自分がわりと、こういう適当そうな絵を描くだけに、なにをどうみならったら
良いかさっぱり分からないけど、何か学ばなければと思う。

いやいや、エロは僕にはまだ描けません。弾き切れてない。
んじゃあ、しばらく漫画は描け無そうもないな。自問自答。自暴自棄。


「アラベスク」 白泉社文庫

こ、怖い。顔が怖い。鼻の線が怖い。。。
ああでもついにふれてはならない聖域に手を出してしまったのね、という
感じです。


さて、肝心の感想は、というと。
実はまだ読み終えてないのですよ。
ボリュームが、ボリュームが僕を悩ませる。
消化不良してしまってはもったいないので、感想はまた明日。


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「イマジンノート」/槇村さとる,集英社

「イマジン・ノート」/槇村さとる・著.集英社.1998

槇村さとるのエッセイ。これももう3年前か。

感想文、なんか既に全部消去したい気分。
私が気が付いたこと。あぁ俺ってそうなんだ。そうだよな。

まあそういうことです。これからはぶっちゃけていこうと思いました。
ぶっちゃけがはっちゃけになるには、まだ少し時間がかかると思うけど。
何の事だかさっぱり分からないと思うけど、んまあ一人で分かることだから。


本の感想。
エッセイ、というか自伝を読むの、初めてだったんだけどごっつい。
ガソリンスタンドみたい。人の人生に心揺り動かされてますな。
まあしゃあないな、生きてる本だもんね。


何書いてんだか自分でもよく分からなのは、今日が日曜日だから。


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槇村さとる&水沢めぐみ

a.「シンパシー」b.「ダブルビジョン」 槇村さとる・作
連載期間・a.マーガレット1990/No.19--No.20
     b.マーガレット1991/No.13--No.16

「シンパシー~失われたささやき」
封印されていたテレパシー能力が目覚めたメイクアップアーティストの卵、
たぬき(讃岐)桃子が繰り広げるサスペンス作品。

まさにドキドキハラハラ。まるで火曜サスペンスを見ているみたい。
先の読めない展開、なるほど面白かった。

ただ、僕がサスペンスとかミステリーをあまり見ない理由が分かった気がする。
自分に合わない、って書くと全否定みたいで嫌だけどそうらしい。


「ダブルビジョン」
バラドル、苗場ナオミの秘密。彼女にはもう一つの顔が隠されていた。

二重人格ものといえば、ヤヌスの鏡、なのかな。
ジキルとハイドも結局読んでないから、比較のしようがない。

「あ、これ二重人格モノだっ」という決定的な場面をなかなか見せない
あたりは槇村節なのだろうか。読ませる。


「ポニーテール白書」1~3巻 水沢めぐみ・作
連載期間・りぼん 1985/8--1987/4

不覚にも、電車の中で目を潤ませてしまった作品。
田舎屋の帰りに読んじゃいけないんだな。あやうくぽろぽろしそうだった。

「おれってひょっとしてセンチメンタルジャーニーなのだろうか?」

馬鹿馬鹿しいけど、自覚させられてしまった。

相原結は、ポニーテールが似合う元気な女の子(どこかの掲示板に書いて
あったことなので以下略)

困ったことにりぼんだ。
りぼんのラブコメって、女の子の心臓の音がキュンキュンと奏でまくっている
漫画、という認識。いやもう、そりゃもう。読んでいてこっぱずかしい。

しかし、ちゃんと話の大黒柱があって、結が郡司君好き好きラヴラヴ
ばっかりじゃない。結自身の秘密とか、郡司君の離婚問題、フレディ
と結の背景とか、骨格がしっかり出来ているから揺るがない。
揺るがないんだけど、りぼん読者に受け入れられるように分かりやすく
平易に、多少びっくりするような設定でも柔らかく加工されていて、
それが汚い大人にはかえって抗生物質のようにガツンと入ってきて。

正直、買ってしまったどうしようだったけど、読んでみてよかった。
怪我の光明??

その前に、思った以上に少コミに負けっぱなしの自分がいて怖い。
例えがどうかなとおもうけど、サラリーマン金太郎とかよりも
よっぽど心に染みてしまうのでは無かろうか。
サラ金読んでないし、読むつもりもないんだけど。


今後の予定。
山田芳裕(紺野さん)・安田弘之(しあわせ)・山岸涼子(アラベスク)
めっちゃめちゃだな。我ながら。


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槇村さとる、3作

a.「ピーナッツ戦線」b.「ティアラ・ティアラ」c.「有楽町で逢いましょう」
連載期間・a.マーガレット 1989/No.2--No.9
     b.マーガレット 1988/No.11
     c.別冊マーガレット 1987/2

「ピーナッツ戦線」
予備校生でその予備校の理事長になってしまった哉栄(かなえ)と
予備校講師、城ヶ崎一朗の受験&恋愛レボリューション漫画。

死んだじいさんが残した遺産は、潰れかけで赤字続きの吉祥予備校。
それを相続することになってしまった哉栄は、自分も浪人生として
予備校に通いながらも理事長もやる、なんてむちゃくちゃな設定。

でも、なんだか予備校生時代を無性に思い出してしまって、
こんな先生は駿○予備校にはいなかったなあ、とか予備校時代って
気が入っていただけあって丈夫だったなあとか、いろいろ。

ちなみに、これとその後の「ティアラ×2」でてくる木村君って
おいしい関係にも出てくるよな、とか。描きやすいキャラなのか。


「ティアラ・ティアラ」
美容師の卵、玉井マミの成長日記。いや、美容師って大変よね。


「有楽町で逢いましょう」
いろいろ勘違いされて事件に巻き込まれて、でもかっこいい警察官と
事件を解決していくうちに恋してしまいました一子(いちこ)さんの
どきどき漫画。

ティファニーでDANCIN’と同じようなお話っていったら、
たぶん作者に爆弾なげられるんだろうなあ。


a.「フェイク」b.「お荷物小荷物」c.「ラブ・ストーリー19××」
連載期間・a.マーガレット 1991/No.2--No.8
     b.マーガレット 1990/No.12
     c.別冊マーガレット 1991/6

記憶喪失もの、記憶追っかけもの3作品。

フェイクは超能力を持つサキvs研究所の対戦物。よくある話。
ちょとこわいよ~でももっとうまく描く人知ってるよ~たぶん。
全くの蛇足だけど、ここにも木村君が出てきた。ホント好きね。


お荷物は、記憶をなくした暗殺者が、治療を受けた動物病院の女医の娘に
助けられ、記憶を取り戻し人間らしさも取り戻しましたよ、という話。

19××は、一流雑誌の一流編集者になるはずだった比呂の成長期。
売れっ子ギタリストの影武者、本島征史の隠された秘密とは・・・

んまぁこのへんのお話は、あとがきにあったんだけど作者の消化剤の役割を
はたしていたわけで。ええ。

ただ、話はよく練ってあるので3作とも面白く読めました。
何か偉そうな感想文になったな。


a.「スキャンダル81/2」b.「ベビー・ウォーズ101/2」
c.「NGダンディー」d.「OKレディ」
連載期間・a.別冊マーガレット 1983/12
     b.槇村さとるの本掲載
     c.週刊マーガレット 1987/21.22合併号--1987/25
     d.週刊マーガレット 1987/38--1987/40

タイトルからもおわかりのようにそれぞれ2話で1セット。
どちらも若々しいお話です。槇村入門篇って感じかしら。

「スキャンダル~」「ベビー~」
ひょんなことからアイドルを匿うことになってしまった料理写真家で
2匹の子持ちのししゃも吉住五郎と、そのアイドルの真柴ゆかり。
一緒に暮らせば愛情も芽生えるっしょ。いいねラヴラヴ。

この二つでツボなのは子供だなとおもう。かわいいのじゃ==!!
めんこいのじゃ==!!ご=====っっ!!
文庫のすべてのあとがきとか読んでると、大体モデルが分かるし。
ああきっと、あのレストランの兄姉だな!?とかね。


「NG~」「OK~」
ゴレンジャイの主人公と、おにゃん子ガールズの恋愛物語。
籍は入れてないけど実は結婚していて、でも中途半端に芸能人として
売れてしまったからさあ大変。おまけにディレクターがそのことを知って
ちょっかい出してきてますますややこしいことに。
果たして二人は幸せな新婚生活を送れるんでしょうか、というお話。

なさそで、でも実際ありそうなお話。きっと告白できない芸能人も
おるんじゃろうな。
話のテンポが実に軽快で、あっという間に読めてしまいました。
アランフェス的槇村節は殆ど見られないけど、爽快感は有り。


さ、これにて槇村さとる漫画文庫篇はおしまいですジャ。
あと単行本で出ているのは「イマジン」と「DoDo何とか」ですね。
槇村さんの場合はエッセイも出しておられるので、機会を見て読みたい。
なにせこれだけの漫画を世に出した人間だものっ

次回は、お待たせしましたポニーテール白書の感想文だっ
電車の中で読むのは勇気がいるぞっおれっ


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槇村さとる、2作

「半熟革命」
連載期間・1985/3--1986/2

こりゃ元気になる。読み終わってまず感じた。
わかりやすくかくと、姫ちゃんのリボン、かなあ。
隣にポニーテール白書が置いてあるからってわけじゃないけど、
思わず思い出した。ああ、これって元気が出る。

内容。東京に憧れて地方から出てきた女の子と、いろいろ謎のある
男と出会い、ちょっぴり(?)大人になっていく物語。
舞台はあの、3人の女神とぶっ飛んだ妹、番兵ロボットなどが居るという
伝説の千葉県の町、猫実(ねこざね)町。ねこみと読むのはNGです。

とにかく前向きの、(恥ずかしくなる表現だけど)元気印のハナこと佐藤花絵。
実はN・Yではやり手のディレクター、ジロこと長嶋二郎。
ふだんはボケボケ、だけど最終話でその正体に驚く中田和緒。
3人で始めた超地域密着型のぴでお宅配ビデオ宅配業がやがて・・・
あらすじって苦手だ。

とにかく元気になる。作者はでもそうでもなかったのかな。


「勝手にしやがれ!」
連載期間・1989/No.16--No.22.1990/No.1--No.6

周囲の大人に常に振り回されていた温子が、独り立ちしていくストーリー。
振り回されて振り回されて、最後は思いっきり振る。
その爽快であり痛快なラストが、んもうやられた。ぎゃふん。

前向きって良いよなあ。


さ、今日買った漫画文庫でいよいよ槇村カンストですわ。



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槇村さとる、2作

「ダイヤモンド・パラダイス」
連載期間・1984/1--1984/11(別冊マーガレット)

苦しい。とにかく苦しい。フラメンコなんて聴きながら読めない。
パパパパパフィーをみなきゃ。苦しくて胸がつぶされる。
泣いた、少コミで、胸がつぶされそうなくらいに泣かされた。
ちっきしょ~うが===!

話はそんなに難しくはないんです。
ロックバンド「AZ」のヴォーカル、ひとみと弥樹の愛の物語なんだ。
よくある話なんだよ~
でもなんで負けてるんだろう俺様、この負けっぷりは何だろう。
ちぇ、今日は早く寝よう。
すみません、ちっとも感想じゃないです。


「セブンスアベニュー・ラヴ」
連載期間・週刊マーガレット1983/15号

短編。N・Yに留学してきたGOが出会った、どこかなぞめいた少女。
いつも男につけられている、その少女には、ある秘密があったのです。
そうか、だから同時収録なんだな。読めば分かります。
心が弱っているとき、この文庫を読んで、思い切り泣いてしまえ。


a.「フットステップ」b.「アイス★ジャンクション」
c.「ライム・ガール」d.「ティファニーでDANCIN’」
連載期間・a.週刊マーガレット 1984/34-35号
     b.週刊マーガレット 1985/3-4.5合併号
     c.週刊マーガレット 1983/46号
     d.別冊マーガレット 1986/4月号

a.フットステップは、ダンシング・ゼネレーション、N・Yバードと
繋がっているんだけど、主人公の境遇はもう全然違う。
不幸、薄幸をすべて詰め込んだヒロインがそれでも一歩踏み出していく、
そんなお話、のような気がする。
自分でも凄いと思うのだけど、読み順を間違えていないな、俺様。

b.アイスホッケー兄弟が、一人の幼なじみを取り合い奪い合いの恋愛ドラマ。

c.背が高いことにコンプレックスを持っていた少女が、一人のデザイナーに
出会い少し大人の女性に成長する、いかにも少女漫画。

d.頼りない警官と、麻薬犯罪に巻き込まれてしまったダンサーの、
サスペンス風恋愛漫画。


んっていうかね、全部すっ飛んでしまったんですよ。ごめんなさい。


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槇村さとる、2作

「ダンシング・ゼネレーション」
連載期間・1981/4--1982/7(別冊マーガレット)

クラシックバレエしか習ったことのない主人公・萩原愛子が、
友達に連れて行かれた新結成のダンスチームのオーディションに
見事合格し、仲間とともに日本で、ニューヨークで成長していく作品。
なんてひとことじゃとても表せないな。もっといい(?)です。

ようやくそしおさんに勧められた作品を読んだわけですが、
あぁ回り道して良かったな、という感情と、
近道って、やっぱりわくわくするよね、という感情が湧いてきた。

一人で世界に飛び出すってことは凄くパワーのいること。
もちろん、そこに親や友達や先生や、場合によってはお客さんの
励ましや応援があるんだけど、それって結局は自分が何かを残さないと
貰えないエネルギーであって、結局自分の所にかえってくる。
例えるなら、手伝って貰った夏休みの宿題は、その後の試験や人生の場面で
白紙のまんま戻ってくるってこと。
その白紙の答案、問題集(=背景)と一通り~あくまで一通り~の答え
(=キャラクタの動き)をきっちり描いているのがこの漫画ではないか、と。

なんか、私が書くとすべてが胡散(うさん)臭くなるよな。性分か。


「N★Yバード」
連載期間・1982/11-1983/10(別冊マーガレット)

前記作品の続編。
パリでクラシックを学んできた愛子がN.Yに、彼女を育てた場所に帰ってきた。
ところが心の支えであった、親友でそれ以上の羽佐間慎がいない。
拠り所であった彼を追う余り、事件を起こしてダンスチームを退団。
その後ブロードウェイで再会した二人が、かつての恩師と・・・

あんまり書くと楽しみなくなっちゃうものね。

誰でもそうだと思うのだが、その作家の最初の作品と何でも比べるはず。
だからアランフェスとかファルーカと比べてしまうのだけど、
登場人物の心の成長ぶりが綺麗に描かれていると腹が立つ。これもそうだ。

んまあだからこれで飯喰ってるんだよな。

ダンスに挫折して、でもブロードウェイというミュージカル(魅せる舞台)
に見事に転身(成長)して、やがて恩師をも駆け抜けていく主人公って
まるでスポコンみたいだけど。
ただ、一人の人間の成長がここまで綺麗に描かれていくとやっぱり参ります。
エースをねらえとか、巨人の星を読むと良いのかもしれないな。
そうすると、違いが見えてくるのかもしれない。もっとはっきり。

そうして僕は、25年の人生を猛反省するほど凹まされるに違いない。

あとがきで作者本人が書いているのだけど、
恐ろしいほどSEX描写がないのは、当時のマーガレットの方針。
現在のマーガレットをご存じの方なら分かると思うけど、
今はもうやりたい放題、させたい放題。SEXし放題。
それって直接的だけど、それを見せないで愛情表現をさせると、
果たして何人の作家が残れるかしら・・・
それともあれか、読者が物足りないか。読者が不足なのか。読者か。


蛇足しますが、SEX描写は作者本人も相当恥ずかしかった、みたいです。


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